ストレスが多い介護職、その原因は人間関係

あなたは大丈夫?介護職員のストレス問題

一番多いのは【人間関係】

一番多いのは【人間関係】
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介護職の人間関係

人間関係のストレスは、介護職のストレスで最も多いともいわれている要素です。厳しすぎる上司や先輩、高圧的でわがままな利用者、無理な要求を次々と投げかけてくる利用者の家族など、職場のどこを向いても雰囲気が悪いならストレスは自然と蓄積されてしまいます。特に深刻なのが職員同士の人間関係によるストレスです。間違った職場のルールでも、上司や先輩に指示されれば従うしかないような状況が続けば、ストレスから体調を崩してしまう恐れもあります。

上司や同僚に感じるストレス

毎日のルーチンワークを手際よくこなさなければならない介護現場は、新人に対して丁寧に仕事を教える余裕がなくピリピリしている場合があります。仕事の教え方が統一されていない職場だと、その日一緒だった人のやり方に合わせるだけで精一杯になるかもしれません。別の先輩と一緒になった際、前の先輩と同じやり方をして違うと怒られてしまうなど、理不尽な思いをすることも珍しくないでしょう。
自分のやり方がしっかりと確立されているベテランは、新人にも自分と同じレベルの理解を求めてしまうことがあります。最初からできて当たり前だという思い込みから、必要以上に厳しくあたってくる上司もいるでしょう。人手不足が慢性化している現場では、経験不足のままリーダー的立場に押し上げられてしまう人もいます。ベテラン職員が多い施設では、派閥のようなものができ上がっていて仕事がしづらいケースもあります。

おかしな職場のルールがある

「8時半に出社でいいはずなのに8時出社」という暗黙のルールがあったり、本来なら勤務時間内にやるべきことを時間外にやるよう指示されたりと、職場の人間が勝手に決めたおかしなルールが常態化している場合があります。ルールが定着しきっていると、誰もがおかしいと思っても断りづらい雰囲気があり、結局みんなが守るしかなくなってしまいます。人手不足で忙しい中いつも慣れない新人を抱えているような職場は、職員がストレスの元凶になっているかもしれません。高圧的な言動を日常的に繰り返す上司や先輩が現場を支配しているような状況だと、その場にただいるだけでも大きなストレスになるでしょう。介護サービスを利用している人の中には、機嫌が悪くて流れどおりに介護させてくれない人がいます。高圧的な上司のもとで働いていると、職員側の対応に全く問題がなかったとしても厳しい叱責を受けてしまいます。状況を説明しても信じてもらえず叱責されるばかりでは、ストレスはたまるばかりです。自分のやり方がすべての人にとって一番のやり方だと思い込んでいる人から、合わないやり方を押し付けられることもあります。

介護ストレスにお悩みの方へ

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