ストレスを感じている介護職員は意外と多い
常に大きなストレスを感じている介護職員は多いとされており、離職を早める原因となっています。主なストレス要因としては、夜勤、給料、人間関係の3つがあげられます。人が多い日勤でも大変な業務が夜勤になると少人数で、不測の事態を常に恐れているような状態です。きつい仕事のわりには給料が低く、一般的な給料水準をはるかに下回ってしまうことも珍しくありません。それに加えて職場の人間関係が悪いとなると、ストレスはたまる一方です。
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ストレスを感じながら働いている人の割合は?
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介護職不足に悩む施設は全国各地に数多くあり、緊急の課題となっています。介護職不足の原因は、介護職にかかる負担が大きすぎることにあります。慢性的な人手不足の現場で激務をこなしていると、ストレスはたまっていく一方になります。利用者や家族からの無理な要求も増えており、ただでさえ過密な日常の業務を圧迫します。職員それぞれのストレスが大きくなることで職場の環境も悪化し、人間関係のトラブルによって退職してしまうケースも少なくありません。
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仕事内容と見合わない【給料】
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介護職の給料は全体的に安い傾向があり、ストレスを助長させる要因のひとつになっています。給料が安い理由は、介護保険料から支給される介護報酬が少ないことや、施設側の過度な内部留保にあります。また、介護職員自身が仕事の価値に自信を持てず、安くてきついのが当たり前だと考えてしまっている側面もあります。この問題を根本から解決するためには、介護の仕事に対する価値観を見直し、給料を上げる必要性をすべての立場の人が認識することです。
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一番多いのは【人間関係】
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人間関係のストレスに苦しむ介護職員は多く、離職の原因にもなっています。わがままな利用者に手を焼くことはある程度受け入れられるとしても、職員同士の人間関係が悪いと働きにくくなってしまいます。新人教育のやり方が一貫していない職場は、職員それぞれのやり方を押し付けられた新人が苦しんでしまうだけです。本来なら守る義務もないような職場の独自ルールに振り回されたり、理不尽な叱責を受けたりと、理解のない上司や先輩がいる職場はストレスそのものです。
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体力的に厳しい【夜勤】
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介護職員にとって大きなストレスの原因になるのが夜勤です。夜間の人員の数は厚生労働省によって基準が定められているものの、日勤よりも少ない人員で業務をこなさなければなりません。利用者の体調が急変したり、歩行可能な利用者が転倒などでケガをしたりと、夜間に何が起こるかわからない不安もあります。日勤と夜勤のバランスが悪いと、睡眠のペースが大きく狂ってしまいます。疲労がたまるばかりの生活が続くと、体調を崩しやすくなります。
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